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竹川美子

プロフィール

竹川美子
広島県安芸郡生まれ。平成10年より叶 弦大氏に師事。平成15年「 江釣子 えづりこ のおんな」でデビュー。「雪の海峡 津軽」で『第48回日本レコード大賞』日本作曲家協会奨励賞、「花しのぶ」で『第44回日本有線大賞』有線放送協会賞受賞。特技は日舞、民謡、三味線など。
▼竹川美子の最新情報はこちら
hhttp://www.crownrecord.co.jp/artist/takegawa/whats.html
http://www.havmercy.co.jp/takegawa/pg313.html

古風で個性的な作品「船頭さん」新たな世界へこぎ出す節目の年

作詞家たきのえいじ先生とは、初めてのお仕事ですね。

はい。確かに作品は初めてでしたが、たきの先生は以前から存じ上げていて、会うたびに温かく声を掛けてくださいます。そうした際の私の印象を丹念に思い出し、今回、形にしてくださったのだと思います。先生らしいほんのりとした優しさを感じています。

「船頭さん」の作品としての印象をお聞かせください。

これまでの私の作品は、切ない女の恋歌やデビュー曲の「 江釣子 えづりこ のおんな」をはじめ、ご当地ソング的にタイトルに地名を織り込んだものなどが多かったのですが、今回はタイトルも「船頭さん」というシンプルなもの。第一印象としてとても分かりやすい作品だな、と思いました。さらに古風な雰囲気で、個性的な作品。今までの竹川美子にはなかった世界を、師匠である叶 弦大先生とたきの先生が作り上げてくださったのだなぁ、と…。今年で私はデビュー15年目。叶先生は、歌の道において常に私を導いてきてくれた大師匠です。いつも、先を見据えて、一段一段階段を上がっていくように、私が歌い手としてステップアップしていく舞台を整えていただいています。このタイミングで、「船頭さん」という私にはなかった世界が与えられ、こうした作品が”今、私が歌うべき歌なのだ“と、師匠の思いをあらためて強く感じています。例えて言えば、この作品自体の”船頭さん“は、叶先生。たきの先生も一緒に行き先のかじ取りをしてくださって、私は、そのこぎ出した舟に揺られながら、作品の完成にこぎ着けたといったところでしょうか。

実際に歌われた感想はいかがですか?

実は、自分の中に、こういう流れの歌をうたってみたかったという思いがあったんだなぁと、気付かされました。とてもすんなり歌えて心地よく、しかも、新たな私の持ち味が引き出されていくようでした。一人ひとりの人生に、それぞれ生きていく上での”船頭さん“がいると思うんです。そうした大切な人を思いながら、聴いて、そして歌っていただければ、自分の中にほのぼのとした気持ちが生まれてくるような歌だと思います。

カラオケで歌うときのアドバイスをお願いします。

まず、ゆったりした曲のリズムに気持ち良く乗ることが第一です。そして、出だしの部分にはぜひ気を入れてみて。”いいのでしょうか“という同じフレーズが続くのですが、そこには、師匠のこだわりがあって、レコーディングのときに私自身も注意されました。最初の”いいのでしょうか“はこぶしを効かせ、2回目の”いいのでしょうか“は素朴にサラリと語り掛けるように…、そこを歌い分けられたら、かなり完成度が高くなるかもしれません!

今後の抱負をお聞かせください。

先ほども言いましたが、今年は15年目の節目の年。お芝居やデュエット曲、落語、さらに三味線や日舞、民謡など、これまでいろいろ挑戦して磨いてきました。それらを生かして、竹川美子の持つ魅力の集大成の場として、コンサートを開くことが大きな目標です。さらに、今年のテーマは”艶っぽさ“新曲のジャケットも”艶“を意識しています。新しい竹川美子をお見せできるように、精進してまいります。

たきのえいじ

作家プロフィール

たきのえいじ
昭和24年、愛媛県生まれ。
昭和49年フィンガー5メインボーカルのソロシングル「つばさがあれば」で作詞・作曲家としてデビュー。子ども番組、『NHKみんなのうた』、ドラマの主題歌などを多数手掛ける。代表作として、小林幸子「とまり木」、伍代夏子「忍ぶ雨」、山川 豊「函館本線」、マルシア「ふりむけばヨコハマ」、堀内孝雄「東京発」、瀬川瑛子「とんぼり」、天童よしみ「かざぐるま」ほか多数。

「船頭さん」を作詞されたたきのえいじ先生にお話を伺いました。

竹川美子さんの印象をお聞かせください。

一言でいうと、”木綿糸“のような人。麻でも絹でも、まして縄でもない。限定されずに、どんなふうにも使える”木綿糸“。扉を開けたら、そこに自然にいるような、肩の力が抜けていて、お酒と下駄が似合う女性。王道を歩くのは恥ずかしくて、一本外れた小路を歩く、幸せになり切れない、そんな想像を誘う女性。そういう印象って、意外に作品をつくるときに影響を与えるんですよね。

「船頭さん」という作品に託した思いを教えてください。

今回の「船頭さん」は、叶先生から与えられたテーマ。私は、その用意された舟に乗って、乗り合い舟で漂いながら書いたという感じです。とはいえ、すんなり出来上がったわけではなく、それなりに難産でした。曲と詞のキャッチボールを重ね、合体させ、一つの像に絞り上げていく。歌入れが終わるまでそれが続く。確かに苦労ですが、やりがいのある過程です。竹川さんが歌うのを聴いたときは、2人乗りの良い小舟ができたなぁ、と思いました。行き場所が見つかり、これなら2人で安心して暮らせるなぁという感じ…。竹川さんの細やかな声、身の丈に合ったちょうど良い舟がこぎ出せたと思いました。

カラオケで歌う方々へのアドバイスをお願いします。

立ち上がり8小節は無理して歌い上げず、こうした人生を納得して出発する気持ちで、話すような感じで。メロディーに素直に言葉を置いていくだけで歌になる歌。大きく歌い上げるというより、こぢんまりコンパクトに整えると、小粋にとてもかわいらしく歌えると思います。自分が経験した人生を思い起こしながら、気持ち良く歌ってください。

竹川さんに一言お願いします。

いろいろな挑戦を続け、一歩も引くことなく、誇りを持って進んでほしいです。とてもたくましく、体も気持ちも丈夫な人だと私は感じているので、” 「船頭さん」を歌って、皆さんに幸せを届けてあげてください“と伝えたい。どこかで、誰かが待っていてくれる歌ですから。

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