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朝花美穂

[D-PUSHインタビュー]あどけない素顔と王道を行く歌声で強烈な個性を放つ19歳がデビュー

朝花美穂インタビュー

―デビュー曲「なみだの峠」は乳飲み子を手放してしまった母親の気持ちを歌った内容ですが、この曲を手にした時の感想はいかがでしたか?

最初は、母親の歌をうたわせていただけるのかと、ちょっとびっくりしてしまいました。私はまだ19歳で子どもはいませんが、子どもに会いたい気持ちを一生懸命想像して、語りかけるように歌っています。素晴らしい歌をいただいたので、本当に感謝しています。まだまだ学ばなければいけないことがたくさんありますし、もっと練習して、もっとうまく歌えるようにならなくてはと思っています。

―歌の中に台詞が出てきますが、表現方法などどのような工夫をされましたか?

台詞を語るのは大好きで、自分の気持ちのまま、思うままに語っています。この曲の台詞は、レコーディングの時に初めていただいたのですが、拝見してすぐに詞の世界に入り込みました。途中、思いがこみ上げて涙が出てしまったこともありましたが、自分なりの表現で存分に語らせていただいて、一度の録音でOKをもらうことができました。

―ずっとお芝居がお好きで見ていらしたことも影響しているのですね。

はい、子どものころから大衆演劇が大好きなんです。芝居好きの祖母がカラオケ店を営む傍ら、地元のお祭りの舞台で歌ったり踊ったりしていて、地域のイベントに招かれていたので、物心ついた時から祖母に憧れていました。3歳のころにこっそり扇子を持ち出して、一人で踊っているのを祖母に見つかったことがきっかけで、お稽古をしてもらうことになりました。歌と踊りを教わって、祖母の舞台のお手伝いもしていたんです。今は自分で考えた、自己流の振り付けで舞っています。

―おばあさまとの思い出で印象的なことはありますか?

いつもは優しい祖母でしたが、芸事については妥協がありませんでした。地元の夏祭りなどでステージに立たせていただいていましたが、いつも出番の前に舞台袖で、“にい”を忘れんようにな、と言って送り出してくれました。“にい”というのは笑顔のことです。祖母は4年前に亡くなってしまいましたが、今もこの言葉を大切にしています。

―この曲の好きなところと難しかったところを教えてください。

3番の“何もいらない 暮らせるならば ひとつおまえと 屋根の下”のところは、すごく気持ちが入りますし、とても好きなフレーズです。難しかったのは出だしで、低いところから始まるので一番練習を重ねたところです。

―この作品をカラオケで歌うときのアドバイスをお願いします。

この歌は切ない詞ですが、暗くなりすぎず泣きすぎず、メロディーの美しさを感じて歌ってください。逆に台詞のところでは、思いっ切り芝居することを楽しんでもらえればと思います。

―今後の抱負を教えてください。

今はまだまだできていませんが、もっと詞を語って、踊って、顔と体を使って全身で歌を表現できるようになりたいです。皆さんに、歌を通して笑顔と元気と勇気を届けられる歌手になれるように、まっすぐ前を見て頑張っていきたいです。

Profile

平成10年鳥取県生まれ。平成28年『NHKのど自慢』に出演し、島津亜矢の「縁(えにし)」を歌い、チャンピオンになる。作曲家・宮下健治氏に師事し、平成30年5月9日「なみだの峠」で徳間ジャパンコミュニケーションズよりデビュー。

原 文彦先生インタビュー

原 文彦先生

原 文彦(はら ふみひこ)

昭和27年香川県生まれ。法政大学を卒業後、帰郷して地元企業の営業職から高校教師に転職。大学在学中から本格的に作詞を始め、西沢 爽氏に師事する。昭和60年、日本作詩大賞新人賞受賞。平成28年には香西かおりの歌う「秋恋歌」で日本レコード大賞作詩賞を受賞。翌29年には氷川きよしの「男の絶唱」で日本有線大賞を受賞した。北島三郎「職人」、美川憲一「金の月」など多数手掛ける。

朝花さんのデビュー曲「なみだの峠」を作詞された原 文彦先生にお話を伺いました。

―なぜ19歳の朝花さんのデビュー曲に“子を手放した母の歌”を作られたのですか?

朝花さんのこれまでの活動を拝見して、彼女の存在感をどうしたらアピールできるのか考えた結果、彼女のプロフィールからは一番遠い世界観で勝負してみようと。今の歌謡界や演歌界の中で、誰も歌えないような、彼女にしか似合わない歌をうたわせてみたいと思ったんですね。

―この詞を拝見していると、和歌や俳句といった日本の伝統的な言葉遣いを感じます。先生が詞を作る上での軸は何ですか?

常にどこかに文学性を持たせようと思って書いています。どんなものを書いても、根底には“愛”がなければならないと思っていますし、やはり生きた人間が歌って、生きた人間が聴くのだから、歌は生きる力に結びつかなくてはならないと思うんです。気に入っているフレーズは“雨降れば 雨に泣き風吹けば 風に泣き”という部分ですが、そこから連なって、この母親の絶望と希望の葛藤である“一夜一夜が なみだの峠”のくだりがひらめいた時は、気持ちが入って納得できたというか、分かるなあと思いながら書きましたね。一夜一夜の、明日への希望がこの母親の生きる力なんです。

―この作品のカラオケでの楽しみ方を教えてください。

淡々と歌うもよし、大げさに芝居っ気たっぷりに楽しむもよし、台詞も入っているので大いに盛り上がって歌っていただければと思います。

―朝花さんに期待することは?

演歌界に殴りこみをかけるつもりで、どかんとチャレンジしてほしいですね。いい意味で“化ける”表現者として衝撃的なデビューを飾ってほしい。唯一無二の存在として、この歌の持つ独特の世界観を表現してもらえれば面白いんじゃないかな。それとは別に、かわいらしい19歳の女の子としての自分というものを持っておいてほしいとも思います。歌をうたうときは朝花美穂として豹変し、舞台から降りると素の自分に戻るような、プロフェッショナルであってほしいと思っています。

(取材・文:嵯峨紀子)

オフィシャルサイト

リリース情報

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シングル「なみだの峠」
徳間ジャパンコミュニケーションズ
5.9 On Sale
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