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北川裕二

D-PUSH!
円熟の声に艶を加えたしっとり演歌でしぐれに濡れる伊豆・天城を歌う

最新配信楽曲(8/5より本人映像で歌えます)

インタビュー

「伊豆しぐれ」を歌う北川裕二さんと作曲家・弦 哲也先生にお話を伺った。

―北川さんは弦先生のお弟子さんということですが、弟子入りのきっかけは何だったのでしょう。

弦・・・弟子になるきっかけは、『新スター誕生』で私が審査員をしていたときのチャンピオンが彼だったことからです。北川裕二の芸名の“二”は、二番目の弟子だったことから付けました。

北川・・・デビューしてもう35年になります。あっという間ですが充実していましたね。

弦・・・ここ8作ほどは、新しいディレクターの下、カラオケファンに寄り添った曲作りという方針で進めているのですが、これによって北川裕二の新しいファン層ができましたね。今まで彼はスケール感のあるもの、ドラマチックなもの、ムーディーなものといろいろな歌をうたっていますが、ここ最近の新しいシリーズでは、大衆性を意識してきました。それが新たなカラオケファンを獲得できた要因かなと思っています。

―今作はどんな歌ですか?

弦・・・今回は伊豆という土地を題材に、ちょっと艶っぽい作品に仕立てました。ただ、艶歌(つやうた)にしてしまっては、彼の明るい大衆性という路線から離れてしまうので、天城を含むある種の妖艶さをもつ伊豆という土地独特の空気感といいますか、“艶”を調味料に味付けしたんです。

北川・・・報われない女心をうたった歌ですね。

―初めから伊豆を舞台にしようというコンセプトだったんですか?

弦・・・いえ、初めは伊豆と水上の二つの候補地があったんですが、伊豆というのは私の作品の「天城越え」で初めて訪れ、それが縁で度々訪れて、知り合いもたくさんできましたし、私にとっては心のふるさと的な場所なんです。それで今回は、どうせなら縁のある伊豆でいこうと。

―レコーディングはいかがでしたか?

北川・・・今だから言えますが、レッスンはもちろん、レコーディングでもずいぶん試行錯誤しました。僕としては、新シリーズの明るい大衆演歌は気持ち良く歌えていたのですが、色艶となると難しくて…。感情を引き出さなくてはと艶を出して歌ったつもりが、クサくなりすぎて“気持ち悪い”と言われまして(笑)。先生に“どうしたらクサくならずに歌えますか?”と聞いたんです。すると、“女の詞だから男が女の心で歌うとクサ味が出る。去っていく男の気持ちを歌うといいよ”とアドバイスをいただきまして、これはいいことを聞いたと思いました。意外性が出てくるんですね、歌に。うたえば歌うほど難しいなあと思います。

―北川さんはこの歌の中で、どの部分がお好きですか?

北川・・・“肌に 肌に冷たい”と繰り返すところですね。あの少し泣くところが歌っていて気持ちいいです。これに続く“あぁ…伊豆しぐれ”は“あぁ”でぽんと一呼吸置いて“伊豆しぐれ”と一息で歌ってみるよう先生に言われまして、ああ、これはまた新しい引き出しだなと思ったんです。普通ここは続けたくなっちゃうんですよ。

―カラオケで歌う際のポイントは?

弦・・・演じすぎない方がいいね。どちらかといえば、自転車に乗って鼻歌をうたうような気持ちで歌うのが大衆演歌のポイントじゃないかな。

北川・・・主人公になりすぎず、第三者の目線で歌うのがお勧めですね。

―女性の詞ということで、女性が歌うことも意識されていますか?

弦・・・彼の歌には今まで女性がうたう歌がなかったんですが、この曲は女性のカラオケファンにも歌っていただけると思っています。カラオケファンというのは「天城越え」のように歌いにくい作り方の曲をいまだに愛唱してくださるような懐の深いところがある。こちらがあえて難しい曲を作っても、逆にカラオケファンの挑戦意欲を2倍3倍にかきたててしまうこともあるのだなと驚きます。今回の「伊豆しぐれ」は女性の詞なので、女性が歌うとすごくいい女に見えるんですよ。また別の魅力としては、彼の歌をバックに大衆演劇を演じてもらったり、新舞踊をされる方たちにもぜひ踊ってみてほしいですね。カラオケでもお芝居でも踊りでも…と、35周年の記念曲ということで欲張ってみました。

―ここを重点的に歌ってほしいという点はありますか?

北川・・・やはり河津、修善寺など地名のところを強調していただきたいですね。先生もおっしゃったように踊れる曲ですので、流れるように。

―今後の目標は?

北川・・・このところ大衆演歌路線で心地よく歌わせてもらってきましたが、今回はこれまでにありそうでなかった歌ですのでプレッシャーも感じています。過去に「潮来雨情」のようなしっとり感のある歌はあったのですが、このような色艶の王道という歌は今回初めて歌わせていただくので、こういう歌ももっとうたっていけるような歌い手になりたいと思います。そして何といっても、息の長い歌い手でありたいですね。

弦・・・35周年で、記念コンサートもやるんでしょ。

北川・・・はい。全国5カ所、ディナーショー形式で開催する予定です。初めは先生のご出身地の銚子で、その後大阪、地元の福島、北海道、東京と回らせていただこうと。

弦・・・伊豆はないの?伊豆に招待してくれるんじゃないの?(笑)

北川・・・あーっ、まだ決まっていないのですが…。いづ(伊豆)にしようかなと思っとります(一同爆笑)。

(取材・文:嵯峨紀子)

オフィシャルサイト

北川裕二 Profile

北川裕二

昭和28年福島県生まれ。『新スター誕生』でグランドチャンピオンとなり、弦 哲也氏に弟子入りする。昭和59年「雨の停車場」でデビュー。デビュー30周年記念曲「女のみれん」で大衆演歌路線を確立。今年デビュー35周年を迎える。

弦 哲也先生 Profile

弦 哲也先生

弦 哲也(げん てつや)

昭和22年千葉県銚子市生まれ。昭和40年田村進二の芸名でデビュー。後に弦 哲也に改名。昭和51年、内藤国雄に提供した「おゆき」で作曲家デビュー。川中美幸の「ふたり酒」、石川さゆりの「天城越え」などヒット曲多数。平成11年第41回『日本レコード大賞吉田正賞』を受賞。現在までの総作曲数は2,500曲を超える。

リリース情報

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シングル「伊豆しぐれ」
キングレコード
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