THE YELLOW MONKEY [DAM CHANNEL]
THE YELLOW MONKEY
“思い”を素直に、“愛”を多めに、
50代の人間が歌うロックンロール。
ザ・イエロー・モンキー完全復活!衝撃の再始動から3 年間のライブ活動を経て、新たなパワーを注ぎ込んだニュー・アルバム『9999』は、「砂の塔」「天道虫」「I don’t know」など強力タイアップ楽曲多数に新曲を加えた13曲。再生を遂げたバンドの現在について、4人が語ってくれた。
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インタビュー
—2016年の再始動からおよそ3年。ついに19年ぶりのオリジナル・アルバム『9999』が完成しました。
菊地英昭…うちらはライブ・バンドだし、まずライブでみんなの前に立って演奏して、そこから何か生まれるものがあったら、そっちの方が素晴らしいと思うので。見え方としては、ずいぶんゴージャスにやってましたけど、気持ちはインディーズというか、アマチュアの気持ちに近かったんですよ、個人的には。それで今回が、第2期イエローモンキーのデビュー・アルバムみたいな形になったかなと思ってますね。
菊地英二…’17年の暮れに東京ドームでやるころになって、ようやく“グルーヴが固まってきたよね”という感覚があったんですね。イエローモンキーの出すべき音は、小手先に頼らず、自分の魂から出てくる一音を大事にしながら、大きくソリッドな音であるべきだということが分かってきた。3年という時間がないと、ここまでのソリッド感は出せなかったですね。
吉井和哉…50代の人間が歌うロックンロールってどういうものなんだろう?ということを考えるのは、すごく難しかったです。はじける衝動とか、20代のときみたいには持ってないし、かといって、人生を達観したようなことを歌ってもしょうがない。危うさも歌わなきゃいけないのかな?とか、いろいろ思ったんですけども、こういう世の中だし、そんなに悪ぶった曲ばかりじゃなくてもいいかなと思ったんですね。結果的に、1人の人間として、みんなに共通する真理みたいなものとして、“愛”を多めに作りました。メンバーに対して思うこと、今の世の中に対して思うこと、ファンに対して思うことを素直に歌ってみて、最後に1曲目の「この恋のかけら」ができて、本来のイエローモンキー節ができたと思っているので。作詞家としてはそこで一つふに落ちた、1枚のアルバムではありますね。
廣瀬洋一…ロック・ファン、音楽ファンに向けて、イエローモンキーを知ってくれてるファン以外にも届かせたいという思いを持って、今後もやっていきたいんですよね。音楽を聴くきっかけでも、ロックを知るきっかけでも、そうなることにふさわしい作品を今後も作っていきたいし、そういう存在でありたいなと思ってるので。より多くの人に届けたい気持ちは変わらないし、今までよりも強いかもしれない。
—そして4月末からDAMで、東京ドームのライブ映像が3曲配信されることになりました。
吉井和哉…すごいよね。そしたら僕、カラオケボックスに歌いに行くよ。あの日のライブをやり直したい。
菊地英昭…やり直したいんだ(笑)。
菊地英二…ドラムはたたき直せないな(笑)。
吉井和哉…“もっとこういうふうに歌いたかった”って(笑)。でもカラオケって、楽しいですよね。僕もたまに行きますけど、食べ物がおいしいでしょう。昔に比べて。お酒も飲めるし。
廣瀬洋一…ライブの映像が見られて、お酒も飲めて、みんなで盛り上がる。僕らのライブを見てもらうことで、そこに参加させてもらえるのはうれしいですよね。ライブ・バージョンで歌ったりしたら、面白いじゃないですか。“吉井和哉は、ライブだとこういうふうに歌うんだぜ”とか知ってる人は、そういう楽しみもあるんじゃないかな。
(取材・文:宮本英夫)
PROFILE
THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)
吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二の4人で1989年12月から活動。グラムロックをルーツに持つ独自のグラマラスなスタイルで人気を博し、’92年5月メジャーデビュー。ライブの動員、CD売上ともに90年代の日本の音楽シーンを代表するロックバンドの一つとなる。2001年1月8日の東京ドーム公演終了後、活動を休止。その後も休止状態のまま、’04年に解散。’16年1月8日、再集結を発表。22万人を動員した全国アリーナツアーを皮切りに、フェスへの参加や全国ホールツアー、15年ぶりの新曲リリースなど精力的に活動し、大みそかには『NHK紅白歌合戦』への初出場を果たす。’19年4月17日に19年ぶりのオリジナル・アルバム『9999』をリリース。4月27日からは全国アリーナツアー『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL-』がスタートしている。
リリース情報
アルバム 『9999』
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