~DAM★ともユーザーから歌唱王へ~ 「歌唱王」下尾礼子さん独占インタビュー
カラオケユーザーからDAM★ともユーザーへ、そしてDAM★ともから歌唱王へ。
2021年、日本テレビ系列で放送された『第9回 全日本歌唱力選手権~歌唱王~』で歌唱王に輝いたのは、当時高校3年生だった滋賀県出身の下尾礼子さん。下尾さんは過去2度、歌唱王にチャレンジするも予選突破とならず、3度目の挑戦となる2021年大会で初めて本戦大会へ出場。
応募総数17,015件から選ばれた精鋭20名のうちの1人となり、ファーストステージ&ファイナルステージを勝ち抜き「歌唱王」へ。そんな下尾さんの歌との出会いから、歌唱王に至るまでの軌跡、そして、今後の目標についてお話を伺いました!
赤ちゃんの頃から歌を求めていた
歌うことも歌を聴くことも大好きだった幼少期
──下尾さんは高校3年生の時に歌唱王の座につきましたが、歌ったり、歌を聴いたりすることは、ずっとお好きだったのでしょうか?
下尾:歌を聴くのは赤ちゃんの頃から好きだったみたいです。父や母が私をあやすために歌ってくれていたのですが、歌っている間は大人しいのに、歌うのをやめた瞬間に「もっと聞かせろー!」と言わんばかりに泣き出していたみたいで。歌うことに関しても、いつからというのは覚えがありませんが、気が付いたらもう歌っていた感じですね。4、5歳の頃に両親と一緒に初めてカラオケに行ったのですが、その当時からカラオケが大好きでした。母いわく、マイクを持ったら離さない子だったらしいです(笑)
──幼い頃から歌と親しんでいたんですね! 子どもの頃によく歌っていた歌はありますか?
下尾:幼い頃は童謡が中心でしたが、初めてJ-POPを歌ったのは小学1、2年生の頃だったと思います。島谷ひとみさんが歌われた、アニメ『メジャー』の主題歌「Stay with me」をよく歌っていましたね。あとは、テレビで知ったアニメソングや、カラオケに行った時に両親が歌っている歌を覚えたりしていました。村下孝蔵さん作詞・作曲の「踊り子」や中森明菜さん、松田聖子さんの曲とか、今でもときどき歌っています。
──「踊り子」は渋いですね(笑) 人前で歌うことも、幼い頃から好きだったんですか?
下尾:目立ちたがりで歌うのも好きなので、機会があれば人前でも歌ってみたいと思っていました。
──音楽っていいなと自覚しはじめたのは、いつ頃ですか?
下尾:小学4年生頃の学芸会がひとつのキッカケになっています。そこで『アナと雪の女王』を歌ったのですが、周囲からすごく褒めてもらえて。そこで嬉しいなと感じたのが始まりで、歌うことに対する気持ちがだんだん大きくなっていきました。
それと、もうひとつ大きなキッカケになったのが、中学1年生の時にのど自慢に出場したことです。ちょうどその頃から中学生でも親の同伴があれば出場できるようになったので、これはチャンスだと応募しました。観客がたくさんいる中で歌ったのは、のど自慢が初めてだったと思います。
──歌手になりたいと思うようになったのも、中学生の頃から?
下尾:中学2年生くらいの時に、まふまふさんがカバーしたボカロ曲の「命に嫌われている。」という歌を聞いて、それがものすごく衝撃で。「歌ってすごい!」「私も歌いたい!」と思って、それまでは楽しいから歌っているだけだったのですが、「歌は人に想いを伝えるもの」ということに、この楽曲で気づきました。
──単に娯楽として歌うだけではなく、表現者として人に伝えることの魅力に出会ったんですね。
DAM★ともからオーディションに出場
録音や動画撮影機能で“カラオケの遊びの幅”が広がった
──カラオケも幼い頃から好きだったということですが、カラオケには友達と行ったりとか?
下尾:私は基本的にひとりカラオケ派です! 友達とは年に2回くらいしか行かないですね(笑) 中学3年生の時に勇気を出して、ひとりカラオケデビューしました。私は高校1年生くらいからライブハウスなどでのライブ活動もしているのですが、ライブ前であれば練習も兼ねていることもありますね。
──下尾さんはDAM★ともユーザーでもありますが、DAM★とものことはどこで知りましたか?
下尾:カラオケによく行っていたので、存在自体は知っていました。DAM★ともはやってみたいなとずっと思ってたいたのですが、その時は知識がないので、会員登録に漠然とした恐怖感があって。今思えば、全然危なくないんですけどね(笑) 中学2年のある日、父がDAM★ともでオーディションがあるから応募してみないかと言って、DAM★とものアカウントを作ってくれたんです。それが始まりですね。
──お父様が登録してくれたんですね。そこからDAM★ともで遊ぶように?
下尾:DAM★ともに登録したことで、カラオケで遊べる幅が広がって、「こんな機能があるんだ」「こんなこともできるんだ」って、この頃からどんどんハマっていきました。DAM★ともの機能で、歌っているところを録音したり、動画撮影したりできますよね。録音や動画機能で重ね録りができるのですが、あれでもう、しこたま遊んでいましたね。自分でハモッたり、デュエット曲を歌ったり、録音したものを公開して反響をチェックしたりしていました。
──DAM★ともにどんな印象を持たれていますか?
下尾:まず、便利ですよね! 自分が入れた曲の履歴が残るので最近ハマっている曲をすぐ入れられますし、採点の履歴もかなりの数が残せるので、それを分析して練習することもできます。お気に入りの曲をマイリストに入れておけば、いちいち探す手間もなく、スムーズに歌えるのもいいですね。
それと、オーディションやプレゼント企画なんかもあって、これもまた楽しめますよね。私、実際にプレゼント企画で当選したことがあります(笑) リアルな場のオーディションには応募しにくい、会場まで足を運ぶ勇気がないという方でも、DAM★ともで録音や動画撮影して、カラオケボックスからの応募なので、抵抗も少ないと思いますね。私はDAM★ともからオーディションに応募して、そのあと歌唱王にも応募しているので、DAM★ともがひとつのキッカケになっています。今のところDAM★ともに対する不満はありませんが、しいて言えばSNSとの連携を強めてくれたら嬉しいですね。
3度目のチャレンジで手にした歌唱王の称号
自らの世界観を伝えられるアーティストを目指して
──2021年に歌唱王に輝きましたが、大会に参加してみようと思ったキッカケと、もともと歌唱王にどんな印象を持っていたか教えていただけますか。
下尾:テレビで放送されているのを観ていたこともありますし、毎年出演者募集がありますよね。それを見て、私も出たいなと思っていました。歌唱王はやはり国内トップクラスの大会で、規模も大きい。出場されている方、本当にみんな上手いんですよね。歌うことが好きな人にも、歌を聴くことが好きな人にも一番注目される大会だと思っていました。
──初めて応募された時から、日本一になりたいと思っていた?
下尾:日本一になってやる、という感じではないですが、なれたらやっぱり嬉しいですよね。あと、賞金300万円は大きいです(笑)
──しっかりしてる!(笑) 収録の時はどんな心境でしたか?
下尾:ライブハウスで歌ってはいたのでステージに立つことに多少は慣れていましたが、やはり緊張もプレッシャーもありました。全国放送ですし、最終オーディションで他の方の歌を聴いて、本当に上手だなって。その方たちを超えて1番になれるのか不安でしたし、ベストパフォーマンスができるかという不安もありました。
──ファーストステージで歌われた曲はAdoの「踊」ですよね。難しい曲だと思いますが、この曲を選んだ理由を教えていただけますか。
下尾:まず、インパクトが強いですよね。この曲を歌える人はなかなか少ないと思うので、それが歌えるということは、技術力もアピールできるんじゃないかなと。もちろん、楽曲自体をもともと好きだったのもありますね。
──ファイナルステージではボカロ曲の「命に嫌われている。」を歌われました。歌唱王に選ばれた時はどんなお気持ちでした?まわりからの反響も大きかったのでは?
下尾:正直、私でいいのかなって気持ちもありました。でも、純粋にすごく嬉しかったですね。全く連絡をとっていなかった中学時代の同級生から連絡がきたり、歌の場で毎回「歌唱王」って言われるようになったり(笑) あとは、歌唱王ということでライブに誘っていただき、出演したこともありました。
でも、いまだに歌唱王と言われますが、次の歌唱王オーディションも始まっていますし、「どんだけ使うねん、その肩書き」って思われるのはイヤなんですけどね(笑)
──(笑) 下尾さんはSNSやYouTubeでも活動されていますが、これからの活動で何か計画されていることはありますか?
下尾:ただ歌っている人ではなく、自分でつくっていける人になりたいです。今はカバーが多いのですが、自分の世界観を伝えられるようになりたいですね。アーティストとしてどう発信していくか、現在模索しているところです。最近は曲作りにも力を入れているのですが、オリジナル曲をどんどん増やしていきたいですし、作品のクオリティもあげたいですね。
──DAM★ともにはいろいろなオーディションがあって、夢を追いかけている方が参加することも多いのですが、下尾さんが歌唱王でチャンピオンになったのは、憧れでもあり、その姿に奮起されている方もいると思います。下尾さんのこれからの夢を教えていただけますか。
下尾:メジャーデビューをして、アーティストになることです。私には歌しかできることがないので、それ1本です!
──これからの活躍も楽しみにしています! 本日はありがとうございました!