「Singing 昭和ソングを歌おう!!」in 浅草花劇場 イベントレポート
2023年4月8日、浅草花劇場にて昭和ソング好きがつくる、昭和ソング好きのためのイベント「Singing 昭和ソングを歌おう!!」が開催! 応募総数700組以上の中から審査で選ばれた23組が登場し、ハイレベルな歌唱を披露!
昭和のロックスターや人気アイドル、名曲バラードなど、目まぐるしく変化する個性豊かな「Singing 昭和ソングを歌おう!!」のステージを完全レポート!
メインMCはピン芸人のアナログタロウさん。進行をアシストするのは、女優やタレント、インフルエンサーとして活躍する安井 南さん。ゲストナビゲーターは、日本一のアイドルグループを目指す5人組「BABY-CRAYON〜1361〜(ベイビークレヨン)」が務めた。
Singing 昭和ソングを歌おう!! とは?
「Singing 昭和ソングを歌おう!!」は全国の昭和ソング好きを集めたカラオケイベント。イベントは、2〜3組ずつカラオケ対決で進行。いかに対決テーマにあっていたかを基準に、パフォーマンスや会場の一体感など、総合的な要素を踏まえ、アナログタロウさんが独断と偏見で勝敗をジャッジ。勝者には『勝ちステッカー』が贈られる。
そして、イベントのラストには、出演者の中から準グランプリ1名とグランプリ1名を決定!
ロックからシティポップまで昭和のヒット曲が集結! 前半戦スタート!
第1対決 ロックな曲対決
「Singing 昭和ソングを歌おう!!」は、2022年にファイナルを飾ったDAM★とも祭り後、初となるリアルイベント。世代を超えて愛される昭和ソングを存分に味わえると、会場の期待も高まる。
アナログタロウさんの「シンギング!」のコールに続き、会場全体での「昭和ソングを歌おうーーー!」のレスポンスで、いよいよ開幕!
スタートとなる第1対決を飾るのは、心を熱くする『ロックな曲対決』!
トップバッターのIKUHO(いくほ)さんが歌うのは、レベッカの大ヒット曲「フレンズ」。トップバッターという緊張をまったく感じさせない、あふれる笑顔とパワフルな歌声で観客を昭和ソングの世界へといざなった。
対するは、革ジャン&革パンツに金髪&サングラスというロックスタイルで登場したA-STYLEさん(えーすたいる)。歌うのは中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」。高音パートの伸びやかな歌声と声量に圧巻!
初回からのハイパフォーマンスに、判定役のアナログタロウさんも「甲乙つけ難い…」と困り顔。悩んだ結果、「楽しそうに歌っているのがいい!」と、第1対決はIKUHOさんが勝利!
第2対決 盛り上がり曲対決Part1
えだまめ×2(えだまめまめ)さんが歌うのは、斬新なフレーズが印象的な郷ひろみの「2億4千万の瞳」。本家に負けないキレキレの歌声を会場いっぱいに響かせた。
お母さんから受け継いだという昭和香るスーツで登場した穂木の香(みのり このか)さん。荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」を披露した。曲タイトルをそのままに、ステージの端から端まで使ったポップなダンスも華やか!
盛り上がらないわけがない鉄板2曲での対決は、穂木の香さんが勝利!
第3対決 男の魂を揺るがす歌対決
迫力満点のステージを作り上げたのは、男女4人組ユニット嘩羅不流(からふる)。ヤンキールックで竹内力の「男の勲章」を振り付けと共に鮮かに歌い上げた。
続いて登場したのは令和版・尾崎豊こと、カラオケ☆キングさん。パワーがありながらも気品を感じさせる歌声で、名曲「卒業」を熱唱!
対決テーマは同じでも、まったく違うタイプの楽曲と演出。この絶妙なコントラストに安井さんは「ツッパリと卒業という対決がいい! グッとくる!」とコメント。より魂を揺るがしたカラオケ☆キングさんが勝者に!
安井南さんがヌンチャクを披露!
対決の合間には、安井さんが特技だというヌンチャクを披露する一幕も。ドレス姿で華麗なヌンチャクさばきを見せる!
第4対決 切な〜い歌対決
スマホやSNSがない昭和だから生まれた名曲、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」を歌ったぽんたさん。軽やかなメロディにのせて、心地よい歌声を届けてくれた。
続いて登場したのは幼い頃から歌に親しんできたという、∞ゆきゆき∞さん。大橋純子の「シルエット・ロマンス」をしなやかに歌い上げた。
人生において主役になれないbad princessをコンセプトに活動するアイドルユニット「bancess(バンセス)」。初代DAM★ともイメージキャラクターに選ばれたレイリさんも所属している。
3人が歌うのは、あみんの「待つわ」。1人1人の高い歌唱力が織りなす、絶妙なハーモニーが最高! 相乗効果を生み出し、名曲をより際立たせる。
熱戦を制したのは「声のノリがすごい、迫力がある!」と魅了した、∞ゆきゆき∞さん!
第5対決 シティポップな夜対決
トップバッターの雪屋(ゆきや)さんが歌うのは、泰葉のデビュー曲「フライディ・チャイナタウン」。クールな歌声と表情で、会場は洗練された夜のムードに!
竹内まりや の「プラスティック・ラブ」を軽快なダンスと共に聴かせてくれたリーシャオさん。軽やかで柔らかく、呼吸まで効かせた歌声が個性的! オーラを放ち、曲の世界観を見事に描き出した。
$ケツカッチンさんが歌うのは、松原みきの「真夜中のドア~stay with me」。出だしから聴き手を惹きつける澄んだ歌声が魅力的!
3人の歌唱を聴いたMCの2人は「おしゃれすぎる!」と絶賛。この対決はリーシャオさんが勝利!
アナログタロウさんが生ネタを披露!
前半戦が終了したタイミングで、アナログタロウさんが持ちネタである「どうでもいい情報を教えてくれる80年代歌番組の曲紹介」を披露! 会場の笑いを誘い、後半戦へとバトンをつないだ。
テーマ別アイドル対決に、聞き応え満点のバラード対決! 後半戦スタート!
第6対決 君は聖子ちゃん派?それとも明菜ちゃん派?対決
先に登場したのは松田聖子の「赤いスイートピー」 を歌う愛澄(あすみ)さん。曲の雰囲気に合う可憐な歌声を響かせ、赤いルミカで応援する観客に応えた。
憧れだという中森明菜のヒット曲「飾りじゃないのよ涙は」を歌った水谷若葉(みずたに わかば)さん。力強くも繊細な歌声を会場いっぱいに響かせた。
昭和を代表する2大アイドルの対決。「永遠のテーマは僕1人では決められません!」とアナログタロウさん。会場の拍手によって、勝者は水谷若葉さんに決定!
第7対決 春のアイドルソング対決
昭和レトロな赤いワンピースで登場した安奈 (あんな)さん。歌うのは対決のテーマにぴったりな石野真子の「春ラ!ラ!ラ!」。爽やかな歌声に、会場も心地よい春の陽気に包まれた。
対戦相手には、ゲストナビゲーターのベイビークレヨンが登場! キャンディーズの「春一番」を軽快なダンスと共に披露。令和のアイドルが歌う昭和のアイドルソングも新鮮!
会場を春一色に染めた2組。見事勝利を手にしたのは安奈さん!
第8対決 90年代メンズバラード対決
米米CLUBの大ヒットナンバー「君がいるだけで」 を歌った、ツカモトタクミさん。爽やかに歌い上げ、気持ちまで晴れやかにしてくれた。
続く松田康平さんは、T-BOLANのバラード「離したくはない」を歌唱。聴き惚れるような歌声で、ストレートな恋心を綴る曲の世界観を鮮やかに表現した。
オリジナルの赤いはっぴ姿で中西 保志の「最後の雨」を歌ったゴリ山田カバ男(ごりやまだ かばお)さん。熱量ある歌唱はもちろん、ノリのいいトークもインパクト抜群!
惚れ惚れとするような三者三様のバラード。悩んだ末に「名前とのギャップがよかった」とゴリ山田カバ男さんが勝利!
第9対決 パフォーマンスアイドル曲対決
イベントもいよいよ終盤。キラキラの白黒の衣装でステージに立つのは森ミナの2人。息の合った振り付けで、ピンク・レディーの「ペッパー警部」を華麗に歌い上げ、最後は「ペッパー警部よっ!」のセリフで締めくくり!
対戦相手には、ゲストナビゲーターの安井南さんが登場! 麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」を、特徴的な手の振りをしながら天真爛漫に歌った。
”パフォーマンスアイドル”というだけあり、2組とも振り付けまで本格的。勝利したのは森ミナさん!
第10対決 盛り上がり曲対決Part2
古城紋(こしろ あや)さんが歌うのは、ノリのいい広瀬香美の「ロマンスの神様 」。ストレートな歌詞と伸びやかな歌声が絶妙にリンク!
かなさんが歌うのは、渡辺美里の代表曲 「My Revolution」。エネルギッシュな歌声はもちろん、”歌う楽しさ”が伝わるような笑顔も心を掴む!
最終対決に向けて会場をさらに盛り上げた2人。勝者に選ばれたのは、かなさん!
最終対決 壮大なバラード曲対決
ついに迎えた最終対決。しょうジェットさんは、松山千春の「大空と大地の中で」 を歌い上げた。歌い方や歌声はもちろん、マイクの持ち方に雰囲気、衣装に至るまで、ハイクオリティな仕上がり!
ぽめらにぽめこさんが歌うのは、昭和を代表する歌手・美空ひばりの「愛燦燦」。”亡くなったお母さんを思い出す大切な曲”と話す通り、1節ずつ丁寧に、心を込めているのが伝わる美しい歌声を響かせた。
トリを務めたりゅーすけさんは、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱。紅白の大トリを彷彿とさせる、堂々たる歌声で締めくくった。
最終対決は会場からの拍手で勝者を決めることに。もっとも大きな拍手が送られた、りゅーすけさんが見事勝利!
ここで全23組すべてのステージが終了。最初から最後まで、ハイレベルな戦いを見せてくれた。
グランプリ&準グランプリ発表!
色褪せない昭和ソングの魅力を改めて感じさせてくれた23組の出場者たち。
いよいよ準グランプリ・グランプリの発表へ──。
準グランプリは「プラスティック・ラブ」を歌ったリーシャオさん。「まさか選ばれると思っていなかったので、素敵な賞をいただけて光栄です!」と喜びのコメント。
グランプリは「ダンシング・ヒーロー」を歌った穂木の香(みのり このか)さん。「会場の空気が温かく、スタートからずっと温かい気持ちでいっぱいでした。グランプリをいただけて嬉しいです!」と笑顔を見せた。
第一興商 専務執行役員 村井 裕一氏は「”昭和の歌で盛り上がる”といった視点で選ばせていただきました。この3年間、イベントがなかなかできず予算が余っているので、今年は集中的に投下していこうと思います」とコメント。会場からは盛大な拍手が湧いた。
最後は坂本九の大名曲「明日があるさ」を出場者全員で合唱! 熱気は絶えることなく、盛況のまま「Singing 昭和ソングを歌おう!!」は幕を閉じた。
イベントのダイジェスト映像はこちらから!
アナログタロウさんからのメッセージ
出演者皆さま、本当に素敵な歌声で、全員各々個性があって印象的でした。ワタクシも近くで観させていただきまして最初から最後まで、興奮しっぱなしでした。
トップで歌唱されたIKUHOさんとA-STYLEさんの対決で、この先3時間に渡る今日のイベントの楽しさ、面白さが決まったと思いました! トップというプレッシャーの中、最高のステージでした!!
皆様の歌を聴いていて、学生の青春時代にタイムスリップした様な気分でした。舞台上でお客様を前にして、大変な緊張の中で歌われた出演者の方もいらっしゃった思いますが、一生懸命な姿にとても感動しました!
お客様とも一緒に盛り上がり、聴き入ったりと一体感のある素晴らしいあっという間の時間でした。このイベントのMCをさせていただきたいへん光栄です。
出演者の最高のパフォーマンスで改めて、昭和ソング最高!!と思いました!!ありがとうございました!!
これからYouTubeも見られる方も、曲のテーマごとに分かれての熱唱対決、必見です!! アイドルソングあり、ロックあり、バラードあり、とにかく皆さん楽しそうに、気持ち良さそうに歌っている姿を見てほしいです。
そして、YouTubeを見てくれました皆さんも、昭和ソングをより一層好きになってもらって、ぜひ昭和ソングカラオケに挑戦してほしいです!!
安井南さんからのメッセージ
ゴリ山田カバ男さんが歌唱した「最後の雨」は元々好きな曲でもあり、私も一緒に歌ってしまいました!名前と見た目のインパクトからギャップを感じる真っ直ぐな歌声に心打たれました。
最も印象に残ったパフォーマンスはこちらですが、最も印象に残った対決は、「男の魂を揺るがす曲対決」です。ツッパっている「男の勲章」を経ての「卒業」
この流れがとてもグッときました!
ゲストナビゲーターとして参加させていただいて、出演者の皆様から頂いたアンケートを読んで、全ての歌唱曲を聴き込んでから挑んだのですが、本番での皆さんの圧巻のパフォーマンスはとても楽しかったです!
若い方だったら、よりパワフルな魅せるパフォーマンスになるし、経験値のある方だったらより深みのあるパフォーマンスになり、自分でも歌ってみたいなと思いました!
本家の歌い方しか知らなかったので、出演者の人生が重なるとこんな味になるんだ!とワクワクしながら終始聴いていました。
YouTubeで見る方も、パフォーマンスを楽しむのはもちろんですが、イントロ中にアナログタロウさんが言っている出演者の方についてのコメントを聞いてからパフォーマンスをみると、より楽しめると思います!
準グランプリ、グランプリ決定の瞬間は、私もドキドキしたので、予想しながら見てみてください!
BABY-CRAYON〜1361〜(ベイビークレヨン)
石綿日向子さんからのメッセージ
イベント全体が本当に楽しかったのですが、1番最後に和田アキコさんの楽曲を歌われたりゅーすけさんが印象的でした。パフォーマンス後のMCで歌手になりたくて東京に出て来たと仰っていた言葉が心に残っています。私たちも一緒に頑張りたいと思いました!
昭和ソングは今世の中で流れているJ-POPの原点だと思います。ストレートな昭和ソングに沢山触れられてとても貴重な経験をさせて頂きました。
YouTubeを拝見される方も部分部分を見るだけでなく、是非フルで楽しんで頂きたいです!1つの特番を見ているかのように皆様それぞれの良さが際立っているので楽しんで頂けると思います! 是非ご覧ください!!