歌を求める社会の声、
国民的な支持を得るカラオケに集まる注目

2023.02.07
みなさん、日々の生活のなかでどうしても歌を歌いたくなる衝動にかられることはありませんか?2019年からのコロナ禍により、外出をしたり大声で歌ったりすることにハードルを感じることがあったかもしれません。しかし、そんな状況にも、今また変化が出てきています。「歌いたい! 」そういう切実な社会の声が溢れだしているのです。
        • 3分に一度は誰かが発信している!?
          SNSで見られる“歌うことへの欲求”

        • コロナの感染拡大でどこかに出かけたり、人前で大声で歌ったりする機会は減りましたが、最近になって人々の歌への欲求が高まってきているのをご存じですか? たとえば、コロナ以前は9割ほどが利用したことがあり、5人に1人が年に一度は利用したことがあるというカラオケも、ここ数年は自粛していた人も多いと思います。

        • でも、Twitterで「カラオケ行きたい」と検索すると、非常に高い頻度で「カラオケ行きたい」とつぶやかれています。また、「○○○@カラオケ行きたい」といったアカウント名につけている人も少なくありません。ユーザーの本音が現れやすいSNS上では、みんなと一緒に歌いたい気持ちがほとばしっていることが見受けられます。

        • “うたファン”の8割がカラオケに帰ってきている!?
          歌うことの楽しさで多くのことを乗り超えられる

        • 2022年1月におこなったカラオケユーザー調査によると、カラオケボックスの来館頻度は上がり、来館意向も増えてきているのが確認できます。若年層ほど来館頻度が高く、来館意向が強い傾向も確かめられます。たとえば10代では3人に2人が「行きたい」と答え(「行きたいと思う」と「やや行きたいと思う」を合わせると65.6%)、20代でも2人に1人は「行きたい」と答えています。1年以内に利用したことがある人に理由を聞くと、「ストレスを発散したかったから」、「とにかく歌いたかったから」と回答した人がそれぞれ40%近くいました。「とにかく歌いたかった」という声は切実です。もともとカラオケに行き、歌うことを楽しんでいた、“うたファン”においては、8割ほどがカラオケに帰ってきているともいえそうです。

        • ■今後のカラオケボックス利用の意向

        • 新型コロナウイルスのまん延防止として自粛意識が高かった2022年1月時点においても、4割近くの人がカラオケボックス来館に意向を示していることがわかった。※第一興商による調査結果より(2022年1月)
          新型コロナウイルスのまん延防止として自粛意識が高かった2022年1月時点においても、4割近くの人がカラオケボックス来館に意向を示していることがわかった。※第一興商による調査結果より(2022年1月)
        • ■1年以内にカラオケボックスを利用した理由

        • コロナ禍であっても直近1年以内にカラオケボックスを利用した理由は、「ストレス発散」「とにかく歌いたかった」ことで、歌うことへの欲求が高まっていることがわかった。※第一興商による調査結果より(2022年1月)
          コロナ禍であっても直近1年以内にカラオケボックスを利用した理由は、「ストレス発散」「とにかく歌いたかった」ことで、歌うことへの欲求が高まっていることがわかった。 ※第一興商による調査結果より(2022年1月)
        • 「歌」が、こころと体を癒してくれるということは、誰もが経験的に知っているはずです。コロナ禍でステイホームが訴えられていた頃などは、歌を聴くことをこころの拠りどころにしていた人も多かったのではないでしょうか? チャリティコンサートやオンラインライブ、TikTokやYouTubeなどにはずいぶん楽しませてもらったはず。こうした配信などがあったからこそ、おうち時間に窒息しないで済んだのです。

        • 「観る、聴く」から「歌う」へ――。受け身でばかりはいられないから、みんなが今、自分でアクションを起こし出しているわけです。しばらく歌うことをやめていたなら、そろそろまた歌ってみませんか?