初代DAM★ともマスコット・岡本幸太が描いた歌と夢の軌跡【ソロメジャーデビュー記念インタビュー】

2023年4月5日、徳間ジャパンから“歌謡ポップスの新星”としてソロデビューを飾った岡本幸太さん。初代DAM★ともマスコットでもある岡本さんの、歌との出会いやメジャーデビューに至るまでの軌跡、そして、いま胸に抱いている夢についてお話をお伺いしました!
岡本 幸太さんプロフィール

広島県広島市出身。20歳で歌手を目指して上京。ライブ活動やカラオケ大会・コンテストへの出場、アニメの主題歌を歌うなど、多彩な実績を積む。カラオケDAMのガイドボーカルは約200曲、バックコーラスは約3000曲を担当。2016年の第32回日本大衆音楽祭にてグランプリにあたる内閣総理大臣賞受賞。2023年、確かな歌唱力と甘いルックスを武器に徳間ジャパンよりメジャーデビューを果たす。
ほぼ毎日通ったカラオケボックス DAMに捧げた青春時代

——念願であったソロメジャーデビューを果たされましたが、歌うこと自体はいつ頃からお好きだったのでしょうか?
岡本:歌が好きだと思ったのは、中学1、2年生の頃ですね。当時聴いたCHEMISTRYさんの曲がカッコよくて、初めてCDを買いに行ったのが始まりです。
——CHEMISTRYがキッカケで歌が好きになって、自分でも歌いたいっていう気持ちがだんだんと芽生えていった?
岡本:そうですね。中学生だったので行動範囲は狭かったのですが、1つのキッカケにはなっています。高校生の時にカラオケ絶頂期を迎えて、部活も入らず毎日のようにカラオケに行っていました。当時はDAMの「ランキングバトル」にハマりにハマって。バイトが始まるまでの数時間でも行っていましたね(笑)
——もはやカラオケ部ですね!(笑) 高校時代のカラオケで、思い出に残っているエピソードはありますか?
岡本:友だち5人くらいでカラオケに行って、みんなでバラバラの部屋に入るんですよ。みんなで行っているのに、1人カラオケですよね(笑) ランキングバトルはリアルタイムで順位が変わるので、友だちと同じ曲を歌ってまったく同じ得点が出たり、1位・2位で並んだりすると、相当盛り上がりました。
——素晴らしい! ランキングバトルの新しい楽しみ方ですね!(笑) 高校生の時には、もう歌の道に進もうと決めていた?
岡本:歌の道へ進みたいと思ったのは、18歳のちょうど進路を決める頃ですね。大学受験も考えていたのですが、カラオケばっかりで…(笑) そのくらい、DAMに捧げた高校時代でした。
歌える場所があれば、どこへでも行く 挑み続けた10年間
——岡本さんはカラオケの大会にも多く出場されていますよね。大会に出るようになったキッカケを教えていただけますか。
岡本:DAMで歌い続けるうちに『自分の歌をみんなに聴いてもらいたい』という気持ちが芽生えてきて、18歳の頃に初めて大会にチャレンジしました。でも、もう緊張で頭が真っ白で、まったく普段通りに歌えなくて…。それが悔しくて『じゃあ、とにかく場数を踏もう!』と、そこから10年以上は大会に出続けていましたね。
——ひたすら大会に出続けて、進化していったんですね。
岡本:そうですね。大会にどんどん出るようになって、聴いてくださった方から『よかったよ!』などお声をいただいて、それにまた感動して。歌手になりたいという気持ちがより強くなっていきましたね。審査員の先生方にアドバイスをいただく機会もあって、すごく貴重な経験をさせてもらいました。

——さまざまな大会が今につながっているんですね。第一興商主催の全日本カラオケグランプリにも出場いただきましたよね。
岡本:はい、2006年に初めて挑戦して、2008年には地区大会を勝ち抜いてグランプリ大会まで進むことができました。グランプリ大会は一次審査で敗退してしまいましたが、この大会も大きな財産になりましたね。
その後、2016年には歌の国体と呼ばれる「日本大衆音楽祭」で、グランプリにあたる内閣総理大臣賞をいただいて。2018年には、アニメ妖怪ウォッチの「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」のエンディングテーマをはじめ、テレビアニメ「イナズマイレブン」の主題歌なども歌わせていただきました。
——続けてきたことが、どんどんカタチになっていったんですね。歌の道へ進むことに、迷うことはありませんでしたか?
岡本:歌の道を進んでいきたいけれど、どうすれば辿り着けるのか。わからないまま進んでいたような気がします。でも、自分には歌しかないと思っていたので、大会にも出続けましたし、ライブ活動もしていました。『歌える機会があるならどこにでも行こう!』という意気込みでしたね。
DAM★ともで繋がった深い絆 DAM★ともユーザーから初代マスコットへ
——DAM★とものリリースが2008年なのですが、岡本さんがDAM★と出会ったのは、いつ頃ですか?
岡本:リリースされて、すぐに登録しました。カラオケを通じて“人と知り合いたい”というのがありましたね。それまではカラオケオフ会などに出向いていたのですが、DAM★ともの登場で『日本中の誰とでも繋がれる』『この人はこの曲をこんな風に歌うんだ』と、いろいろな発見に出会えました。歌と歌との出会いがDAM★ともにはあります。
——DAM★ともで繋がって、リアルで会うことも?
岡本:大会で実際に会うこともありましたね。大人になって、なかなか会えなくなっている人もいますが、今も絆がすごく深くて。デビューの報告をしたときも喜んでくれました。歌やDAM★ともで、自分の人生が構成されているような気がします。

——まさに歌に染まった人生ですね。岡本さんは初代DAM★ともマスコットも務めていますが、選ばれたときの心境は覚えていますか?
岡本:僕は本当にDAMが大好きで、ずっとDAMで歌っていたし、DAMについても詳しいと思っていました。応募書類のPR写真では、大量のDAMグッズに囲まれた写真を使いましたね(笑) 決まったときは、とにかく嬉しかったです!
——DAM愛がすごい!(笑) マスコット活動の中で、特に印象に残っている活動はありますか?
岡本:日本各地で行われるDAMのイベントに同行させてもらったのですが、特に記憶に残っているのは沖縄国際映画祭ですね。観客の方が国際通りを埋め尽くしているなか、普段歩くことのないレッドカーペットを歩かせてもらいました。貴重な経験になりましたし、多くの人との出会いにもつながったマスコット活動でした!
——岡本さんにとって、ずばりDAM★ともの魅力とは?
岡本:本当にDAM★ともを通じた“友”ができるんですよね。DAM★ともの中には“繋がり”や“輪”があると思います。DAM★ともはオーディション企画などもあるので、プロデビューを目指す方にも嬉しいですよね。
DAM★ともはリアルな場でのイベントもあって、同じDAM★ともユーザーが集まっていると、みんなが一つになっている感じがします。DAM★ともの絆で繋がっていって、輪がさらに大きくなったらいいですよね。
35歳で掴んだソロデビュー 支えてくれた人たちに恩返しをしたい

——大会やマスコット活動、アニメ主題歌などで経験を積み、今回いよいよソロデビューということですが、今の率直なお気持ちはいかがですか?
岡本:最初はとにかく『やったーーーーー!!』でした。今回、楽曲を担当してくださった先生方は以前から親交があり、作曲の向井浩二先生は長年にわたり定期レッスンもしてくださいました。ずっと支えてくださった先生方の楽曲でデビューできることは、この上なく嬉しいですね。
——デビュー決定のお話は、どんなシチュエーションでお聞きになりました?
岡本:その日は地方でライブがあって、現場で事務所のプロデューサーの方からメールをもらいました。その方は普段、絵文字はまったく使わないのに、その日だけは絵文字いっぱいのメールが来て。いつもは句点すらないのに『赤い“!”が付いている!?』って(笑) その後のステージはもう、胸が高鳴った状態で歌っていましたね。
——お二人の喜びが伝わってきますね!
岡本:この方がいなかったらデビューまでたどり着けませんでしたし、ずっとファンとして応援してくれた方々もいらっしゃって。関わってくれた皆さんに、恩返ししていきたい気持ちでいっぱいです!
——デビュー曲の「あなたに哀愁」「たそがれシネマ」を聴いたとき、どんな印象でしたか?
岡本:僕は沢田研二さんがとても好きなのですが、「あなたに哀愁」は沢田さんのような勢いや荒々しさもありながら、大人な雰囲気もある。今の自分の年代だから歌える、大人な感じも若さも感じさせるような世界観で、すごくしっくり来ています。10代の方など若い方にも聴きやすいと思うので、聴いてもらえたら嬉しいです。
カップリング曲の「たそがれシネマ」は人生を映画に例えて、振り返えったり思い返したり、もう一度あなたに会いたいと懐かしむような曲ですね。僕は大会で年配の方と知り合う機会も多かったのですが、先に遠くへ旅立たれる方もいらっしゃいます。仲が深まるほどに別れが悲しいですし、会えるものならもう一度会いたい。その気持ちとすごくリンクする曲ですね。
ワンマンショーや紅白も目指したい 岡本幸太が描く未来像
——岡本さんの等身大をあらわしたような曲なんですね。今、思い描いている、歌手としての目標をお聞かせください。
岡本:時代や世代を超えた歌手になりたいですね。いずれは自分の曲が懐メロになっているような、そういった作品を残していきたいです。
デビューするからには、紅白歌合戦やレコード大賞も目指したいと思っています。今はまだ2曲ですが、自分の作品だけを揃えたワンマンショーも早く実現したいですね。ショーを通じて自分の世界や物語をつくっていきたいです。
それと、『1人のDAM★ともユーザーがデビューした』ということをキッカケに、皆さんにDAMで歌って、繋がっていただけたら素敵ですよね。そのためにも、僕自身より大きくなれるよう、歌手活動に邁進したいです!
——ぜひ、DAM★ともの星になっていただきたいと思います。本日はありがとうございました!

リリース情報
岡本幸太ソロメジャーデビュー曲
『あなたに哀愁』
2023年4月5日発売
12CDS / TKCA-91495

岡本 幸太さんの主な出演情報
2023年4月25日(火)5:00~
BS日テレ「新・3人の歌仲間 with DAM CHANNEL 演歌」出演
2023年4月25日(火)~5月29日(月)
カラオケDAM「DAM CHANNEL 演歌」放送
※全国のカラオケDAMのあるお店で視聴可能
2023年4月26日(水)13:30開演
東京演歌ライブかつしか Vol.216 〜新録!歌謡パレード!!〜
@かめありリリオホール