DAMであそぼうII 精密採点Aiで高得点を取るコツ① ~中冨杏子 得点アップへの道~
二代目DAM★ともイメージキャラクター中冨 杏子と神代 麻那がDAMのさまざまなコンテンツやサービスでめいいっぱい遊びまくるコーナー「DAMであそぼうII」。
前回、精密採点Aiでの本気(ガチ)のカラオケ対決で神代麻那に敗北し、“歌が下手”という不名誉な称号を与えられた中冨杏子。
意気消沈する間もなく、都内某所のカラオケルームに呼び出された中冨杏子を待ち受けるものとは!? いま新たなるチャレンジが幕を開ける!
二代目DAM★ともイメージキャラクター
中冨 杏子(なかとみ あんこ)
“歌が下手”の称号返上!? 中冨杏子、精密採点Aiで高得点を取るコツを学ぶ!
突如、DAMであそぼうスタッフから都内某所のカラオケルームに呼び出しを受けた中冨杏子。動揺と不安を隠せないまま、カラオケルームの扉を恐る恐る開ける——。
中冨:失礼しまぁーす…。
謎の男性二人:中冨杏子さん! こんにちはー!
中冨:えっ、えっ、えっ? どなたですか?
あ、もしかして、DAMであそぼうのスタッフさんが変わったとか♪
──なんで嬉しそうなんですか! 私は変わらずいますし、まだまだがんばります!
中冨:そ、そうなんですか! では、この陽気な方々はいったい…。
──その前に、前回のカラオケ対決は、正直がっかりでした。“歌が下手”という不名誉な称号を与えられてしまった中冨さんも、悔しくて眠れない夜が続いて、日に日にリベンジしたいという欲求が燃え上がっているんじゃないですか?
中冨:そ、それは…もちろん…はい…。
——我々としても、DAM★ともイメージキャラクターとして、“歌が下手”という称号のまま平気でいられても困りますし、毎回、中冨さんのことを「“歌が下手”な中冨さんです!」って紹介するのも、それはそれで…。
中冨:そんなに下手下手、連呼しないでくださいよーーー!(泣)
——(無視して)そこで! 今回は、中冨さんの歌唱力をレベルアップさせるべく、助っ人としてスペシャルな講師をお招きしました! このお二人は、なんと「精密採点Ai」の開発者です!
中冨:えーーー! 「精密採点Ai」の開発者の方から直々に歌唱レッスンが受けられるってことですか!? ということは、得点アップも夢じゃないってこと…?
──そういうことです! ちなみに、今日の目標は95点オーバーです!
中冨:95点って! ハードル高いのはいつもと変わらないんですね…。わかりました。このチャンス、逃す手はない! 頑張ります!
スペシャル講師
精密採点Ai開発者の2人
橘 聡(写真右)
1995年のDAM公式リリースの初代採点ゲームから、最新の精密採点Aiまで、多くの採点ゲームおよび採点エンジンの企画・開発に携わる。カラオケ採点を牽引してきたパイオニア。特許出願件数ナンバーワン。
矢吹 豪(写真左)
14歳からボイストレーニングを開始。音楽専門学校で音楽理論・ボイストレーニング理論を学び、独自の歌唱指導法を確立。ボイストレーナーとしてやっていこうと思った頃に「精密採点」に出会い、それまでの知識と経験を全て精密採点シリーズの開発に注ぎ込むことを決意。最新の精密採点Aiの開発も担当。
精密採点のAi感性を揺さぶる表現テクニック! 得点アップのコツ「こぶし」って?
中冨:本日はご指導よろしくお願いいたします!!
橘:よろしくお願いします! 早速ですが、歌唱レベルを知りたいので2曲ほど歌っていただけますか? お好きな楽曲でOKです。
中冨:えーっと、では、前回も歌ったんですけど夏川りみさんの「涙そうそう」と、浜崎あゆみさんの「SEASONS」でお願いします!
矢吹:いい選曲ですね! それでは、いつも通り歌ってみてください!
矢吹:腹式呼吸や発声など基本的なこともできていて、もともとの歌唱力が高いですねー!
橘:うんうん、もともとのレベルが高い! ただ、2曲に共通しているのが、表現力が71点・67点と伸び悩んでいることですね。
矢吹:この表現力向上こそが今日の課題ですね! 歌唱中、Ai感性メーターが反応すると画面にピンクの光線が出るのですが、それもあんまり出ていなかったですよね。
中冨:うーん、たしかに…(悩)
矢吹:音程を当てにいっている感じで、少しシンプルに歌いすぎている感じはありますね。シンプルな歌い方がハマる曲ならいいんですが、「涙そうそう」は元の楽曲のイメージもあるから、Aメロから「こぶし」を入れてほしいですね。さっきは「こぶし」が3回なので、意識してみましょう!
中富:「こぶし」ですね! 確かに原曲でも「こぶし」が効果的に使われてますね!
得点アップのためのコツ
「こぶし」
「こぶし」とは、節回しのこと。ピッチを上下に“1回だけ”動かす(音を上下に揺らす)のが特徴です。「ぅうぅ~」と音を素早く回すイメージ。ビブラートもピッチを上下に動かすテクニックですが、ビブラートは2回以上ピッチを動かします。
演歌などのイメージが強いかもしれませんが、J-POPで取り入れても違和感はなく、むしろ味わいがでます。
「こぶし」を付けやすいのは、メロディーが下がるところ。声を伸ばすときも力を抜かずに、力を入れたまま伸ばしてください。
原曲を聴くときにこんな歌い方をしているんだなと意識して聴いてもらうと、自然に歌えるようになっていきます。
新しいコツを身に着けてさらに高得点をめざせ! ついに明かされる新技法「ハンマリング・オン」!
中富:よし! アドバイスもいただいたし、もう一度チャレンジを…。
橘:中富さん。
中富:はい! な、なんでしょう?
橘:実は、もう1つ、得点アップのために伝えたいテクニックがあるのですが、チャレンジしてみませんか? ちょっとレベルの高いテクニックなのですが。
矢吹:今回初めて公開する新技法です!
中富:新技法! なんだか凄そうです! ぜひぜひ知りたいです!
橘:それは、「ハンマリング・オン」というテクニックです!
中冨:「ハンマリング・オン」! 初めて聞きました…!
橘:先ほど話題に出たこぶしやフォール、しゃくりなど音程バーに表示されるテクニックも加点対象なんですが、Ai感性メーターが表現力評価として感知するテクニックがあって、そのうちの1つが「ハンマリング・オン」ですね。
中富:そういう隠されたテクニックがあるんですね…!
矢吹:テクニックを使えば使うほど加点されるわけではありませんが、効果的に使うと得点アップが目指せますよ!
中富:よーし! さっそくやってみます! って、あれ? いつもカラオケに来ているから「こぶし」や「フォール」、「しゃくり」って言葉は知っていますけど、「ハンマリング・オン」ってどういう歌い方のこと…?
ついに明かされる新技法 其の一得点アップのコツ
『ハンマリング・オン』とは
「ハンマリング・オン」は、一つの発音を2回に分けて歌うような、音程にはっきりと段差を付けたような歌い方のこと。
例えば「涙そうそう」の原曲を聴くと、Aメロ出だしの“古い”の部分なら、“い”の箇所で「い→い↑」と段差が付けられています。
「ハンマリング・オン」を検出したときも、Ai感性のピンクの光線が走るのでご注目を!
「ハンマリング・オン」を使うと見えるガイドメロディーで赤色(音程が外れたサイン)が出てしまうことがありますが、その音符の評価(合格/不合格)は、その音符が終わったところで決まります。
つまり、音符の最後で合格にできるので、赤色が出てしまっても、不合格になるとは限らず、合格になることも多くあります。
中冨:なるほど~ぉっ! 勉強になります!
矢吹:むやみやたらに歌唱テクニックを盛り込むと安定性が崩れがちになるので、人が聴いたときにやりすぎと思われない、自分が気持ちよく歌える感じで取り入れてもらうのがベストです!
中冨:わかりました! 「涙そうそう」にもう一度チャレンジです!
中冨:うーーーん! 95点に届かないーーーー! くやしーーーー!
橘:いや、でも1回目からは得点が1.6点くらい上がっていますよ! こぶしの検出もバラツキはあるものの、増えてきていますし。
矢吹:もともと90点を超えるレベルの方の得点を1.5点でも上げるのは、けっこう難しいんですよね。
中冨:ありがとうございます。「ハンマリング・オン」がまだまだうまくできなくて…。あ、でも得点自体は自分の過去最高得記録かも!
橘:さすがです。では、この調子で「SEASONS」の方の表現力アップもやっていきましょう!
さらに明かされる精密採点Aiで高得点を取るコツ! 「アクセント」をマスターせよ!
矢吹:「SEASONS」は声の芯もあって、歌いやすそうに歌っていたので、中冨さんにハマっている感じはありました。あとは音を当てるというよりは、リズムにのって、体の中にリズムを流し込むようなイメージで歌ってみてください!
橘:「SEASONS」で表現力を上げるコツとしては、「アクセント」ですね。
中富:「アクセント」…これもやはり新技法…?
橘:そうです! アクセントは端的に言えば“大きく強調すること”。「SEASONS」なら、浜崎あゆみさんの歌い方をそのまま真似する感じでOKです!
中冨:リズムとアクセント。「アクセント」って耳馴染みのある言葉ですけど、歌のテクニックでもあるんですね! あゆになり切って歌います!
ついに明かされる新技法 其の二得点アップのコツ
『アクセント』とは
音の一部を大きく強調する「アクセント」。敢えて大げさな言い方をすれば“ぶりっ子な歌い方”のイメージが近いかもしれません。
例えば、「SEASONS」のAメロ“夢と現実の〜”の部分なら、“ゆ”と“ん”を強めに発声するイメージです。
“ゆ”と“ん”を強調するため、強く息を吐いた箇所は一瞬ピッチ(音程)が下がるのですが、無意識にすばやく正しい音声に戻しています。採点エンジンでは、この強く息を吐き出したときにおこる現象をキャッチして「アクセント」を検出しています。
「アクセント」を付けることで、曲の「ノリ」や歌い手の個性を表現できます。
中冨:なかなか得点が上がらない…。なんで!?
橘:中冨さんは、歌唱レベルが高くて自分のフォームができている方なので、それを崩すのって難しいんですよね。歌い方を変えることになりますから。
矢吹:あと、全体的にずっとオンな感じで、ちょっと力みすぎかな? 一生懸命歌おうとしすぎて、抑揚や強弱が少なく、Ai感性メーターもあまり反応してなかったですね。
中冨:うーん…。次、もう少しエコーかけて歌ってもいいですか?
橘:エコーは採点には関係ないので、歌いやすいように調整してもらってOKです! じゃあ、ちょっと調整してみますね。これでどうですか?
中冨:あー、あー、あー(発声しながら音声確認中) よし! バッチリです! 仕切り直しで、もう一回「SEASONS」歌います!
──中冨さん! 時間的にラストチャレンジです! 95点突破、祈ってます!
中冨:プレッシャー! プレッシャー!(泣)
中冨:えーーーん! 95点が遠い…!
矢吹:毎回90点以上が出せるっていうのも、すごいんですけどね! それは歌唱が安定しているってことですから。基本的な音程やロングトーン、ビブラートなどの評価は全部高いけど、Aiボーナスだけが伸び悩んでいるので、やっぱり表現力ですね。Aiボーナスは人によっては2点も3点も入りますから。
橘:表現力のテクニックはすぐに身に付くものではないから、この数時間でここまでできただけでも、さすがですよ!
中冨:うぅぅ…表現力を伸ばすって、大変なんですね。
橘:アーティストの歌い方を意識して聴いていくと、表現が聴き取れるようになってきます。普段聴かないアーティストでも、気になる歌い方ならよく聴いて、真似して歌ってみるといいですよ!
中冨:なるほど! 自分でも研究してみます!
──中冨さん、せっかくなので、レッスンを続行しますか? このままじゃ終われないですよね?
中冨:もちろん、終われません! スタッフさん、ごくごく稀にいいこと言いますね! 先生方、引き続きご指導よろしくお願いいたします!!!
矢吹:お辞儀が深い!(笑)
橘:(笑) 私からもまだまだ伝えきれていない、得点アップのコツをお伝えしたいですね!
中冨:うおー! なんだか燃えてきた! こうなったら徹底的に得点アップめざしてがんばります!
次回のDAMであそぼうIIは?
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