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二見颯一

民謡が原点の伸びやかな歌声に磨きをかけ、今年3月にデビューした二見颯一と、歌の師匠である作曲家の水森英夫先生にそれぞれお話を伺いました。

カラオケ配信曲 ※3/10より本人映像で歌えます

二見颯一インタビュー

―夢見ていた歌手として、いよいよ活動開始ですね。

レコーディングをはじめ、雑誌の取材や映像の収録などすべてが新鮮で毎回、緊張します。デビューが決まったときはただうれしくて、デビューする日が楽しみでした。その後、準備が本格的になってきて“うれしい、楽しいだけではダメだ”と思ったんです。でも毎日、やっぱり楽しいです(笑)。

―デビュー曲「哀愁峠」は、出身地である宮崎県がテーマの望郷演歌ですね。

僕も上京してから、“宮崎に帰りたい”と思ったことがありました。当時の気持ちを表現できれば、と思っています。師匠の水森英夫先生は、歌いやすく、僕の真っすぐで伸びやかな声の良さが出るよう作曲してくださいました。「哀愁峠」は着流しで歌います。予想外でしたが(笑)、ずっと習っていた民謡を、人前で歌うときはほとんど袴姿か着流しだったので、抵抗はなかったです。

―民謡は、演歌を歌う上でもプラスでしたか?

そう思います。民謡は僕の原点です。実家近くに山があり、民謡の先生には“声が返ってくるぐらいの大きな声で、山に向かって歌いなさい”と言われ、その通りに練習しました。おかげでストレートな、伸びのある声を体得できたと思います。水森先生のご指導で、「哀愁峠」では演歌の節回しを覚えつつ、民謡の節回しも生かしました。民謡だと最初は控えめに、後に行くにつれ大きく歌い、演歌は1、2拍目をはっきり歌います。この違いをマスターしました。

―水森先生には、中学生のころに録音した歌声を聴いてもらったことがあるそうですね?

はい。当時、僕が歌を習っていた宮崎の先生が水森先生に師事した方で、“一度、水森先生に聴いてもらうよ”といった流れでした。後で知ったことですが、実は弟子入りも検討してもらったそうで。宮崎の先生に習ってまだ半年ほどでしたし、“弟子入りにはまだ早い”とのお返事には納得でしたね(笑)。上京後、水森先生に師事することが決まり、レッスンで初めてお会いしたときは、“本当に実在する方なんだ!”と思いました(笑)。優しい方ですが、レッスンでは表情がキリッとなります。僕の声については、“郷愁誘う雰囲気があって、それが持ち味だ”と言ってくださいました。

―まさに望郷演歌が似合う声、なんですね。最後に、今後の抱負をお聞かせください。

今、20歳ですが、このどこか懐かしい感じの声と、衣装が着流しという珍しさを、皆さんに楽しんでいただければ。目指すは幅広い年代に愛される歌手です。若い人にも聴いてもらえるよう、大学の学園祭でも歌いたいですね。応援をよろしくお願いします。

二見颯一[Profile]

宮崎県生まれ。5歳から民謡を習い、『民謡民舞少年少女全国大会中学生の部』『正調刈干切唄全国大会男性の部』で優勝。『2017年 日本クラウン 演歌・歌謡曲 新人歌手オーディション』グランプリを獲得。作曲家・水森英夫先生に師事。今年3月デビュー。

作曲家・水森英夫先生インタビュー

―デビュー前のレッスンで、彼の歌を聴いたときはどう思われましたか?

彼が得意だという三橋美智也さんの作品を歌ってもらい、ピュアでストレートな声が“すごくいいな”と感じました。歌唱技術の完成度が高く、雑味のない歌声に出合うのはここ何年もなかったです。スケールも大きく、民謡を習っていたのでコブシもいい。聴いていると、里山や畑があって赤トンボが飛び、白い雲がぽっかり浮かんでいるようなイメージが湧いてきたんですよ。彼にそう言うと、“まさにそんな所で育ちました”と、驚いていましたね(笑)。

―どんな点について指導されましたか?

声がまだ細かったので、太い声が出るようにしていきました。詞のつかみ方も一定でしたから、“ここは強く、ここは優しく”などと意識させて。そうすると太く強く、あるいは繊細に、と声にも変化が出て、聴く人も飽きませんし、必要以上に感情移入もしなくて済みます。感情移入すると、喉が閉まりがちで、歌のスケールも小さくなるんですよ。

―「哀愁峠」の歌声は実におおらかで、心洗われる感じがします。

シンプルな望郷演歌ですが、彼が朗々と歌うと、“宮崎に行ってみたいな”と思いますね。ピッチャーに例えると、時速160キロの球を、次々にビシッと決めている感じで、歌のうまさに圧倒されます。演歌界の大谷翔平になってほしいですね(笑)。ただ、本作のような真っ向勝負の演歌で少しでもミスすると、彼のように歌がうまい人は目立ちます。だから、常に完璧を心掛けないといけません。

―この作品をカラオケで歌うときのポイントを教えてください。

“帰りたい帰りたい まだ帰れない”という16分音符のサビをどう歌うかが肝心ですね。たっぷり伸ばして歌っても、リズムの帳尻が合えば大丈夫です。

―では最後に、メッセージをお願いします。

のどかな環境で育った彼は、無垢な心のまま歌手になった人。当分はその心のまま、歌ってほしいです。そうして、歌手としての彼の“味”が出てくるのだと思います。

(取材・文:大西千夏)

水森英夫先生

水森英夫(みずもり ひでお)

1949年、栃木県日光市生まれ。’63年、東芝レコードより「悲しきジンタ」で歌手デビュー。’77年に作曲活動に入る。氷川きよしをスカウトして人気歌手に育てたほか、山内惠介も門下生の1人。代表作に森山愛子「会津追分」、水田竜子「新庄恋しや」、天童よしみ「夕月おけさ」、キム・ヨンジャ「花ふたたび」、山内惠介「さらせ冬の嵐」など。他にも多くのヒット曲がある。

リリース情報

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シングル「哀愁峠」
日本クラウン
3.6 On Sale
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