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中村仁美

改名して心機一転、歌手人生第二章を着実に歩み始めている中村仁美と、プロデューサーとして“新生・仁美”の魅力づくりを支える松前ひろ子先生にそれぞれお話を伺いました。

本人映像

中村仁美インタビュー

―名前を変えたことは、やはり大きな転機と感じますか?

中村仁美は私の本名。家族が私の幸せを願って名付け、私自身も大好きな名前です。松前ひろ子先生の大きく確かな支えのもと、心機一転初心に返ってこれからの歌手人生を歩み続ける決意を新たにしています。

―前曲に続き、「恋の川」は、より激しい女心が印象的ですね。

戸川よし乃時代の“すずめ三部作”“十勝三部作”などの郷愁・望郷といった世界観も好きですが、女性の切ない恋心を描いた作品は、もともと情熱的な性格の私にとって感情を乗せやすく、挑戦しがいがあります。中村典正先生に初めて書いていただいた曲ですが、初見でスーッとメロディーが体に染み込むように入ってきて、不思議なくらいすぐに覚えられました。「恋の川」というタイトルもとても気に入っていて、どんな色の水が流れ、その流れは緩やかなのか急なのか、かなわぬ恋の思いを乗せて流れる川…。詞の世界を少しでも共感していただけるように、いろいろイメージを膨らませながら歌っています。

―死ぬ気、恨(うら)み、つらみなど、非常に強い言葉もあります。

私は、つい力んで内へ内へと入り込みやすいので、全体が重くなり過ぎないように心掛けています。松前先生からは“母音を明るく”とアドバイスを頂きました。笑みを浮かべながらもにじみ出る悲しさ、それでこそ説得力が生まれる…。なかなか難しいのですが、少しでもその心のひだを表現したい。今回は和服での所作も大きな課題なんです。大先輩の松前先生が、それこそ一挙手一投足、首のかしげ方から手のしぐさまで指導してくださるのですが、まだまだぎこちなくて…。「恋の川」を通して、日本文化の一つである着物の着こなしも、何とか自分のものにしたいです。

―3月には、改名後初のコンサートを開かれたそうですね。

ステージでは緊張してハプニングもありましたが、一生忘れられない思い出ができました。コンサートというのは、ファンの皆さまをはじめ、当日までの準備、舞台作りといったさまざまなところで支えてくださるスタッフなど、本当に多くの方の力が集まって成り立つものだと実感しました。感謝の思いを歌に乗せて、お客さまにお返しする。それが、歌い手としての大切な役目だとあらためて思いました。

―カラオケファンの皆さんに一言。

歌謡曲ファンや若い方にもぜひ挑戦していただきたいですね。冒頭の“死ぬ気で生きた 本気で生きた”を歌い切り、ため過ぎたり先走ったりせず、リズムを感じテンポを大切にすれば、きっと気持ち良く歌えて、達成感が得られると思います。

[Profile]

北海道河東郡士幌町生まれ。4歳で初ステージ。その後多数の大会に出場。2007年『日本クラウン45周年記念歌手オーディション』北海道代表。「すずめは雀」で戸川よし乃としてデビュー。’18年6月1日より、本名の“中村仁美”に改名。

松前ひろ子先生インタビュー

―先生も、本名は中村さんですね。

偶然にも、同じ姓だし、北海道生まれの道産子。仁美とは共通点があり、今は家族同然、いえ、自分の子供以上に目が離せず、気が付けば何かと注意しています(笑)。

―改名後、恋の歌が続いています。

ファンの方の“仁美ちゃんの演歌が聞きたい”との声に応えて第1弾の「冬紅葉」に挑戦しました。これまでと色が変わりましたが、とても評判が良かったんです。この路線を続ける方向で第2弾を、しかも、今回は“ぜひ、一度でいいから中村典正先生の曲で”という周囲の要望がありまして…(笑)。書き上がった詞を持って、私が主人(中村先生)に皆さまの望みを伝える懸け橋となったわけです。

―念願の中村先生を迎え、期待が込められた作品ですね。

先日のファーストコンサートで「恋の川」をお披露目しました。会場の生の反応を感じたかったので、私は客席にいたのですが、お客さまの拍手喝采が“ワァーッ”と足元から体全体に伝わってくるようで。彼女が、素直に恋を歌える年齢になっているのだと実感しました。ステップアップのきっかけとなる予感がしますし、このチャンスを逃してほしくないですね。

―母音を明るくというアドバイスをされたそうですね。

私の歌唱指導は、北島(三郎)流。悲しい歌を悲しい顔で歌うのではなく、“私は大丈夫”という表情で歌いながら、涙がポロリと頬を伝う…。その方がずっと悲しみが引き立ちます。そのためには“ア”の母音を明るく、笑みを浮かべるようにするのが大切なんです。良い声で歌うのは当たり前。詞の世界を理解し、それを演じてこそ聴く人の心に届きます。恋する女を演じるんです。添い遂げられない思い、悲しさ、切なさを演じ切ってこそ、これまでにはない中村仁美の魅力が出てくるはず。演歌の王道“中村(典正)節”を携え、目標は、2年後の10周年記念コンサートです。場所も東京の浅草公会堂と決めています(笑)。一人ではかなえられない道であることは、私も50年の歌手人生から学んでいます。夢と現実が少しでも近づくよう、仁美と一緒に考え、行動していきたいと思っています。

(取材・文:長谷部倫子)

松前ひろ子先生[Profile]

松前ひろ子先生

松前ひろ子(まつまえ ひろこ)

北海道上磯郡知内町生まれ。いとこである北島三郎氏の内弟子として修業後、1969年にレコードデビュー。交通事故で歌手生命を一時断たれるも、8年後に見事再デビューを果たす。「祝いしぐれ」「初孫」「夫婦草」「浮草慕情」「北のおんな物語」「人生勝負」などヒット曲多数。今年6月、50周年記念コンサートを開催予定。夫は作曲家・中村典正氏。

リリース情報

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シングル「恋の川」
日本クラウン
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中村仁美オフィシャルサイト
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