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ハン・ジナ

心に染みるハスキーボイスでうたい上げる愛の歌が印象的なハン・ジナと、デビュー以来家族ぐるみの交流をしてきたという作詞家の髙畠じゅん子先生にお話を伺いました。

ハン・ジナ インタビュー

―出だしからの華やかな曲調と独特の悲しげな声質が相まって、胸に響く作品です。

青葉が枯葉に変わっていくという季節の移ろいの中で、愛する人との別れを予感するような、ふとした瞬間の女性の不安な気持ち、揺らぐ心を表現した歌です。悲しみをたたえた歌ですが、感情を抑えて淡々と歌っているんです。まだ別れてしまったわけではないけれど、愛しい人の心が離れてしまったのではないか、まだやり直せるだろうか、もう駄目だろうかと心配し、後悔する女心。誰にでも経験のある日常を切り取ったような、切なさを時の流れとともに感じる、そんな作品です。

―歌声はハスキーですが、お話をされるときは違うのですね?

そうなんです。力を込めて歌ったり、思い切って歌ったりするとハスキーな声になるようです。この歌声が印象に残るとうれしいです。

―歌っていて好きなところと、難しかった部分を教えてください。

やはりサビの“愛よりも深く”のところですね。詞とメロディーに気持ちがすっと入って、とても好きなところです。全体的に感情を込め過ぎないように歌う方が、女性の悲しさが際立つからと言われて、そこが難しかったです。気持ちが入り過ぎると重くなってしまうので、そこは気を付けるようにしました。

―この曲をカラオケで歌うときのコツを教えてください。

寂しさや不安を表現した曲ですが、あまり感情を出し過ぎたり歌い過ぎたりせず、季節の変化を感じながら美しい言葉と曲を伸び伸びと楽しんで歌っていただければと思います。

―髙畠じゅん子先生の作品は、約10年ぶりだとか?

髙畠先生とは初めてお会いして以来、ずっと仲良くさせていただいていまして、しょっちゅう食事したり飲みに行ったりしているんです。仕事でご一緒するのは久しぶりですが全然ブランクを感じていません。先生のことが大好きなんです(笑)。いつも妹みたいにかわいがってもらって感謝しています。先生の亡くなったご主人も娘のように接してくださって。家族同然のお付き合いをさせてもらっているんです。

―今後の目標をお願いします。

一人でも多くの人にこの歌を聴いていただいて、たくさん歌ってもらえるように頑張ります。そして、もっともっとハン・ジナを知っていただけるように努力していきたいです。いつも応援してくださっている方々には、本当に感謝していますし、期待に応えられるように、ますます頑張りたいと思います。今年は新曲発売記念コンサートも開きますので、皆さん応援してください!

[9月13日(金)古賀政男音楽博物館 けやきホール お問い合わせ・03-3327-6577 オフィスJ]

[Profile]

韓国・ソウル生まれ。ソウルの漢城大学経済学部を卒業後、来日。2008年、作詞家・髙畠じゅん子先生の作詞家生活35周年記念作品「悲しみの向こう側」でデビュー。’14年「窓」から5年連続で『日本クラウン シングルヒット賞』を受賞。

作詞家・髙畠じゅん子先生インタビュー

―この作品はどのようなイメージで作られたのですか?

世の中には不安を抱えている女性がたくさんいるなと普段から感じているんです。パートナーとうまくいっていても、常に心配しているようなところがありますね。男性はあまりそういうことを考えないようだけど。結婚すると奥さんを女性として見なくなったり、子供が生まれると“お母さん”と呼ぶようになったりするでしょう?男と女はとらえ方が全然違うんですよ。そういった女性の不安な気持ちを表現したいと思ってこの詞を作りました。

―作品を作るときの言葉の選び方を教えてください。

ちょっとした何げない言葉や日常の中から選んでいるかしら。言葉はすぐに消えてしまうものだから、思いついたらサッとメモをしておくんです。実際には、メモした言葉は使わないことの方が多いのですが、その言葉を見ているうちに全然違うイメージが浮かんでくることもあります。どういうドラマ(詞)にするかは、頭のフレーズが出てくれば決まりますね。まずは、出だしで聴いている方が具体的な情景を思い描ける方がいいと思っています。そして現実と空想の中間点を拾って創作していきます。

―先生がお好きなフレーズは?

サビの“愛よりも深く あなたを…”の部分です。ここはジナがとてもうまく歌ってくれていますし、あまり歌い過ぎず、でも切なさがあって、作曲の杉本眞人先生のメロディーラインがジナにピッタリはまったと思います。杉本先生がレコーディングのときに“泣けるなあ”なんておっしゃるのは初めて聞きましたよ。

―ハン・ジナとは親しいそうですね。

初めて会ったころから、何かピタッとくるものがあったんでしょうね。ジナのバースデーライブやディナーショーなどは必ず行きますし、ジナも“先生、ちょっといい?”と飲みにやって来ます。彼女は日本語が日本人より達者で、自分の意見を持っていますから、ケンカもしますけど(笑)。夫(作曲家の中川博之氏)も娘と呼んでとてもかわいがっていました。知識欲旺盛で勉強家、日本語そのものを深く知っている素晴らしい人間です。

(取材・文:嵯峨紀子)

髙畠じゅん子先生

[Profile]髙畠じゅん子(たかばたけ じゅんこ)

静岡県生まれ。『日本シャンソンコンクール』作詞部門優勝を機に作詞家となる。1970年代中頃より、作曲家である夫の中川博之氏と組んで、里見浩太朗「花冷え」、松原のぶえ「愛をありがとう」、中条きよし「やっと逢えたね」など、さまざまな楽曲を作詞。日本作詩家協会常務理事。

リリース情報

サムネイル
シングル「愛よりも深く」
日本クラウン
8.7 On Sale
ハン・ジナオフィシャルサイト
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