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こおり健太

高音を生かしてメインに歌ってきた“女歌”の実力を、新曲「恋瀬川」で存分に発揮したこおり健太と、彼の作品を初めて手掛けた作詞家・坂口照幸先生にそれぞれお話を伺いました。

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こおり健太インタビュー

―新曲「恋瀬川」を初めて聴いたときの印象は、いかがでしたか。

「僕が求めている楽曲!」と感じました。女性が主人公の“女歌”を追求してきた中で、好きな人へのにじみ出るような女心を、またゆったりと歌いたいな、という思いがあって。応援してくださる皆さまもきっと待っていた、カラオケで披露したくなる作品に仕上がったと思います。今は、王道の演歌があるようでないな、とも感じていましたが、「恋瀬川」は、僕の親世代に楽しんでもらえる、昭和の居酒屋に流れていたような正統派演歌でもあります。衣装にもちりめんの生地にシックな和柄、と“和”を取り入れました。

―1番では“しのび逢う恋”に燃える女心を、川の流れに例えて表現していますね。

決して切ない歌ではなくて、主人公は恋して、幸せの絶頂にいます。そんな主人公の恋の結末は明かされないので、思いの嵩(かさ)が増した川の流れは静まるのか、濁流になるのかと想像するのも楽しいです。1番の“どうぞその手で 受け止めて”と3番の“どうぞその手で 抱きしめて”は、聴いているお客さまの反応が返ってくる、歌の中で唯一、お客さまと会話できるような箇所です。恥ずかしくて下を向くのか、“もっと来て”となるのか(笑)、反応が楽しみなフレーズですね。

―作詞された坂口照幸先生は、どんな方でしたか?

すごく優しい方で、作詞家の先生でありながら、求めるサウンドのイメージをしっかりお持ちの方です。レコーディングのとき、“このイントロがいいよね?”などと言ってくださり、まさに作品を一緒に作る感じで立ち会っていただきました。作品の世界観をトータルで大切にされているのだな、と感じ入りました。

―この作品を、カラオケで歌うときのコツを教えてください。

僕が大事にしているのは、1~3番の“心しずかに 生きれない”を、語り掛けるように歌うことです。こういう気持ちは、男性にも言えますよね。自分に言い聞かせるように、優しくささやくようにここを歌っていただければ、聴き手の心により響くと思います。

―近年は、オリコンの演歌チャートでも長くランクインされて、人気も着実に高まっていますね。

作品に恵まれていると思います。楽曲が先に広まり、僕が後から行って、“あの歌のこおり健太なんだ”と、言われることが多いです。テレビ番組の出演も増えてきたので、健康を考えて、前よりも料理をするようになりました。特に“おから”を使ったお総菜作りが楽しいです(笑)。料理で息抜きしつつ、こおり健太なら「恋瀬川」と言ってもらえるよう、新曲を広く届けていきたいと思います。

[Profile]こおり健太

宮城県生まれ。保育士を経て2008年にデビュー。’16年の「雨の舟宿」から「風花」、「泣きみなと」とシングルが3作続けてオリコンの演歌チャート初登場1位を記録。現在、札幌STVラジオ『こおり健太のまごころ唄心』で、パーソナリティーとしても活躍している。

作詞家・坂口照幸先生インタビュー

―こおり健太のことは、以前からご存じでしたか?

彼の担当ディレクターから、よく話には聞いていました。最近はBSの歌番組にも出演されていますから、見ていましたし。実際に会って話した印象も、見た通りの好青年という感じですね。レコーディングで初めて聴いた彼の生歌は、声の響きが素晴らしかったです。声の音色に艶っぽさ、ウエット感があって、演歌に大事な深みを感じさせます。彼を初期のころから知る、作曲の田尾将実先生が、いいところを引き出されていることもあるかと思いますが。

―今回は、どんな意図で川をモチーフにされたのでしょうか。

女性の心の中の川をイメージしました。タイトルは、聴く方にとってすぐイメージが湧くような、演歌の定番を意識した造語です。歌詞では1、2カ所は心に引っ掛かるところを作りたいと思い、1~3番の出だしの2行は工夫しました。特に2番の“しのび逢う恋 あの時までは よその誰かの 物語”という部分が気に入っています。

―このフレーズで、主人公は思いがけず“しのび逢う恋”に落ちたのだ、と分かりますね。

実は、“後ろめたい恋は自分にはあり得ない”と考えているであろう、多くの女性への問い掛けなんです。突然、そういう恋に落ちる可能性は、誰にでもありますよね。人生はどこでどうなるか分からないですよね?と投げ掛けた感じです。“確かにそうね”と、女性に共感して聴いてもらえたらうれしいです。3番の出だしの“つづく山並 砂丘のように 風が雪をも 噴き上げる”という2行も、うまくいったと思います。ここで描く自然の厳しさと、“心しずかに 生きれない”という、主人公が置かれている立場を、オーバーラップできたかな、と。

―では最後に、こおり健太へのメッセージをお願いします。

歌唱力はハイレベルで、歌に関してブレずに、重心の低い姿勢でいるな、と感じました。人柄も真面目ですし、今の姿勢で十分ファンが付いてきてくれると思います。本作が大きなステップアップのきっかけとなればいいですし、頑張ってくれると期待しています。

(取材・文:大西千夏)

坂口照幸先生

[Profile]坂口照幸(さかぐち てるゆき)

1957年、長崎県生まれ。中学卒業後、集団就職で名古屋へ。仕事をしながら夜間の高校・大学へ進学。その傍ら、作詞家・みずの 稔氏に作詞を学ぶ。30歳を前に上京し、作詞家・吉岡 治氏に師事。’87年、大杉美栄子「雪つばき」で作詞家デビュー。代表作に、藤 あや子「女泣川」、杉 良太郎「風暦」、都 はるみ「海峡の宿」、森 進一「八甲田」、大泉逸郎「路傍の花」など多数。

リリース情報

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シングル 「恋瀬川」
徳間ジャパンコミュニケーションズ
9.18 On Sale
こおり健太オフィシャルサイト
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